福利厚生は良くなっていく
美容師の福利厚生が改善傾向にあるという話をご存じでしょうか。実は大手の美容室の間で、各種社会保険に加入できるところが増えてきています。さらには出産及び育児休暇をもらえたり、週休二日制を設けたりする美容室も増加傾向です。福利厚生を充実させるようになったのは理由があります。
一昔前は誰よりも働くのを美徳とみなされたことから、残業をするのが当たり前とみなされていました。この流れは美容師にも及んでしまったので、理容業界は長時間労働をするのが当然の業種と見る人が増えていったようです。
ところが、国が残業ありきの働き方を見直すための活動を始めたので、全国の企業の間で残業を減らす動きが広まっていきます。初めは国を代表する企業の間で広まり、やがて美容室で働く美容師達にもその影響は及んでいったため、活動しやすくなる結果につながりました。
日本全体の働き方の変化により、理容業界は働きやすくなると予想されます。そのため、美容師になりたいと希望する人は今後増えてくると見て良いでしょう。
美容師のアシスタントとスタイリストの手当
美容師の手当は、スタイリストとアシスタントによっても異なるものですが、スタイリストの場合は月収がだいたい２０万円弱でアシスタントの場合が１０万円から１５万円です。これは、美容師の平均的な月収で場所によってもそれぞれ大きく異なる場合もあります。
一番初めはアシスタントとして美容師の仕事を行ないますが、お客様との接客やシャンプー、パーマの準備や雑用などが主な仕事内容です。アシスタントとしてスタートをして経験を積むことでスタイリストになりますが、だいたい２年から３年以上の経験を積むことが必要で、お客様との接客などもこの期間のうちに勉強します。スタイリストになるとお客様のカットやパーマ、カラーなどの美容院の代表的なメニューをこなしていくことができ、手当もアップすることになります。スタイリストになると、お客様からの指名があれば指名を受けることができ、活躍の場が広がることもあり、そのための基本的なことは経験を積むことが大切です。