美容師の人材事情の地域差
流行の最先端と言われている東京には、日本中から美容師が集まってきます。美容業界は流行に左右される業界なので、日々新しい知識や技術を取り入れることはとても重要だからです。
しかし、最近では都心部と地域の差も以前より大きくなくなってきたと言われています。交通網が発達した現代では、色々な地域を簡単に移動できるようになったからです。地元を出て東京の美容学校に通ったり、就職してサロンなどで働くこともあります。その中にはカリスマ美容師として人気になる人もいますし、ファッション誌などでヘアメイクを担当するヘアメイクアップアーティストもいます。そのため都心部には人材が多くいますが、その分激しい競争にさらされます。
また、東京などでスキルを身に付けた後に、地元に帰って美容室やサロンをオープンするという人もいます。個人経営のサロンも多いので、自分で店を持ちたいという人にいいかもしれません。美容師として就職したいという場合には、求人自体が少ないので選択肢は限られてしまいます。
美容師は高卒の人材を求めているのか
様々な地域に美容室があるため、比較的年齢層やお店の雰囲気を見てお店を選ぶことが出来るようになっていると言われています。美容に関する仕事につきたいと考える方は多く、高卒ですぐに専門学校に行かずに直接美容室で技術や接客を学びたいと仕事を探す方は多いです。基本的に国家資格である美容師免許は、資格をとる上で最低限必要となる要素として、美容師専門学校に1～2年ほどカリキュラムを終了した人物であること、美容室で約2年以上実務経験を積んだ物に限られています。
高卒の人材でも、技術指導をしてくれる美容室で働く事ができれば、仕事をしながら資格取得を目指すことも可能です。ただ大半の美容室では新しい人材を入れる場合は、即戦力のある人を入れたいと思っているお店が多いため、求人の最低条件として美容師免許を取得していることが求められることが大半です。
そのため最短で仕事をはじめるためにも、専門学校に行き技術を高める方法が一般的です。