美容師の人材事情の現状
少子高齢化が進む日本ですが、毎年様々なビジネスで企業する人がおり、開業がもっとも多いのが小売業でコンビニエンスストアと言われています。
コンビニ開業と共に多いのが歯科医院や美容院です。
美容院の増加と共に美容師の増加も著しく、ここ数年、毎年18000人の人が美容師免許を取得し、美容業界に就職しているのです。
現在、日本で登録されている美容師の数はおよそ50万人と言われています。
これほど多くの人材がありながら、毎年10000人程度が美容師の資格を持ちながら離職しているのが現状です。
利力理由でもっとも多いのが、給与待遇面です。
この業界の平均年収が260万円と低く、とくに男性の離職率が高く、ほとんどの人が営業職など、歩合給が採用されている業界へ転職しているのが現状です。
不景気のあおりを受けて、低価格店が進出したことや、節約志向になったことで指名が少なくなるなど様々な要因がありますが、開業ラッシュで互いの店舗で市場競争が起こっていることもあります。
美容室の美容師人材の確保は法律に則った環境で行う
美容に関する意識が高い方の多くは、将来的に美容に関する仕事に就きたいと日々様々な技術を磨いたり、資格取得に向けて勉強をされている方は多いです。
実際に美容室で働いている美容師で、新人に求められる人材とは接客経験が少なくても、即戦力となる技術力を持っている方が特に求められている傾向にあります。
美容師を目指している多くの人は、専門学校を卒業し資格取得出来た後には、すぐに就職をして職場に入りたいと考えている方も増えてきているのです。
しかし未経験者でも受け入れてくれる美容室に関しては、職場で働いている人数が少なく、シフト制が上手く機能していないため、法律の則った環境で仕事が出来ない可能性があります。
特に美容師は技術経験を積むために、新人時代は給料が最低限しか支給されない傾向にあるのです。
そのことから最低でも有休がきちんと取れる環境であることや、仕事をする上で必要な人数が最低限いる職場を選ぶことが重要です。